06845 航空機から脱出する日のために準備していること
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昨年VIVANTにハマり、録画が全話残っているのに、年末年始の全話一挙放映を見続けた塩澤一洋です。 何度見ても面白い。
見応え満点。
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1月2日17:47ころ、新千歳空港発の日本航空516便(JA13JX)が羽田空港に着陸直後、C滑走路上にて、海上保安庁のボンバルディア300型機(MA722A)と衝突し、双方炎上、海保機に搭乗していた6名中5人が亡くなり、機長が重傷を負う痛ましい事故が発生しました。海保機は1日の大地震で必要な物資を運搬する任務中だったと聞き、事故の映像を見ながら、胸が痛く、涙がこぼれます。亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、ご家族、ご関係の方々に深く哀悼の意を表します。 一方、JAL機に乗っていた乗客367人、乗員12人、合わせて379人は炎上する機体から生きて脱出できたことが不幸中の幸い。乗務員の方々による的確な避難誘導に感謝です。
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全員が生還できた要因は多岐にわたるうち、乗客の多くが手荷物を持たずに脱出したこともスムーズな避難の重要な要素だったことでしょう。
航空機に搭乗する際、万が一の脱出に備えてshio.iconが行っている準備を書いておきます。
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航空機に乗るような遠方や海外出張から帰る時、自分の命と貴重品以外に大切なものは何か(貴重品については後述します)。
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渡航中に撮影した写真のファイルです。
そこでshio.iconは帰路、航空機に搭乗する前に各カメラからSDカードを抜き、衣類のポケットに収めます。
脱出によってもしカメラやレンズを失っても、必要があればまた買えばいい。保険もある程度はカバーしてくれる。
でも自分が撮影した写真は、2度と同じものは写せない。例え同じ場所を再訪しても、同じ写真を写すことは不可能。
だから撮影済みの写真は撮影した当日中にMacに吸い上げた後もSDカード内に残しておき、そのSDカードを帰りの航空機内で衣類のポケットに入れて持ちます。そのため、256GBのSDカードを複数、滞在期間の撮影予想枚数から必要な枚数を計算して持参します。写真をMacに吸い上げた後すぐにクラウドにもアップできればいいのですが、shio.iconが訪れる場所はたいがい通信速度が遅くてjpegとrawファイルのアップロードまで終わらないため、SDカードで持ち帰る必要があるのです。
それでも以前は機内で2.5インチのハードディスクをポケットに入れていたことを考えると、格段に小型薄型軽量化されてありがたい。
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次に貴重品。
財布、iPhone、そしてパスポートの3つのみ。
すべてポケットに収めます。航空機内だけでなく、海外滞在中、常時、身につけています。
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このうち財布とiPhoneは普段、日本で生活している時と同じ。いつもポケット。
免許証やカード数枚と鍵も収めることができ、日常的に持ち歩くiPhone以外の貴重品はこれ一つにすべて収まる。薄いのでジャケットやパンツのポケットに収めてもスッキリ。
そしてもう一つの重要アイテムがiPhone。現代におけるライフライン。必需品。現在はiPhone 15 Pro。iPhone 13まではPro Maxを使っていましたが、iPhone 14からProに変更。少し小型軽量化しました。 なので、この二つは普段からポケットなどに入れて持ち歩いているし、国内外の出張時も、必須なアイテムはこの二つ。
海外出張の場合はパスポートがプラスされます。これもポケット。
財布、iPhone、パスポートという海外出張三大貴重品は渡航中、常に身につけており、航空機内でも身につけていますから、そのまま手ぶらで脱出するとしても機内に残すことはない。さらにSDカードをポケットに入れているので、旅の思い出も持ち帰れます。
航空機に乗りこむ前の時点で緊急脱出を想定して携行品をすべてポケットに収めているのです。ポケットに収まることが貴重品の要件、ともいえますね。
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出張のミニマルアイテムはこの5つ。
パスポート(海外の場合)
薄い電源アダプタ(iPhoneの充電用)
短いUSB-Cケーブル(同上)
すべてがポケットに収まるので手ぶらで行動できます。実際、過去、何度か、航空機を使う出張に手ぶらで赴きました。飛行場に迎えに来てくださった先方のスタッフが、shio.icon の姿を見て「先生、お荷物は!!」と驚かれました。
カメラもリコーのGRシリーズ(現在はGR IIIx)をベルトにつけた純正本革ケースに収めていますので、これも含めて手ぶら。 https://flic.kr/p/2pq1jYr https://live.staticflickr.com/65535/53436557937_329c3a742a_3k.jpg
航空機に乗る場合、貴重品以外の携行品は、すべて壊れてもいい、失ってもいい、捨ててもいい、盗まれてもいいもののみ。緊急時や盗難によって失うことを前提にセレクトし、持参します。服ももちろん捨ててもいいもの、人にあげてもいいもののみ。
IT機器も同じ。
Macで扱っているファイルや情報はすべてiCloudなどのクラウドにありますから、Macが壊れても盗まれてもまったく困らない。Mac内のデータはすべて自動的に暗号化されているし、もし盗難に遭った場合など必要があれば遠隔で消去できます。そうなっていないPCやUSBメモリは、盗まれたら中の情報もすべて相手の手中に渡りますから、国内外を問わず絶対に使わないのが鉄則です。
こうして普段から緊急時対応を想定した道具を日常的に使うことが大切、と考えてMac/iPhone/iPadを利用しております。
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旅の荷物をミニマルに。
預け入れ荷物ゼロ。
その中に、Mac、iPad(渡航先で授業をする際に板書するため)、カメラ数台、レンズ数本、バッテリ数個、電源アダプタ、ケーブル類、そして衣類3枚を収めて行動しています。すべての荷物を持っていてもフットワークが軽く、ポケットに収めている上記の貴重品以外、なくなってもいいもののみなので、気持ちも軽い。
貴重品2つだけ身につけた手ぶらな日常と、その延長としてポケットにパスポートをプラスした手ぶらな旅、軽快です。 https://flic.kr/p/2pq6Lh8 https://live.staticflickr.com/65535/53437618623_65edfd8e41_3k.jpg